湯波吉日記

2016年11月29日

イチョウ

イチョウは現存する唯一のイチョウ網だそうで、生きている化石として絶滅危惧種に指定されています。
雌雄異株ですが、1キロくらい離れていても受粉可能といわれています。
鮮やかな黄葉と落葉がピカピカ光ってとても美しいです。



花はユキヤナギの紅葉、谷わたり、菊二種です。
ユキヤナギの紅葉は美しいのですが、ハラハラ落ちてしまうので気をつけて扱います。
見にくいですが、ピンクの菊は小さな花びらの先だけが少し丸くなっています。
その可愛い名前が、「まつげ菊」ということで、皆で盛り上がりました。  


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2016年11月18日

カツラの木

御所を歩くと甘い香がする場所があります。
足元にはハート型の黄色い落ち葉。
カツラの落ち葉の香です。甘いこの香はマルトールというものらしく、まさにキャラメルの匂いそのものと同じ成分だそうです。



花は、赤目柳と糸菊です。
赤目柳は線が美しい花材です。
むやみに撓めると実が落ちてしまうので、気をつけて撓めるようにします。
赤い皮に包まれていますが、次第に白いツヤツヤした毛が下から現れてきます。
またほっておくと水に浸かった切り口からちゃんと根が出てきます。  


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2016年10月18日

伊藤若冲

現在錦市場では、ナイトミュージアムを開催中です。
錦市場の青物問屋に生まれた若冲の生誕300年を記念して、その作品を店舗のシャッターに転写しライトアップを行っています。
また、アール・ブリュット作品として、みずのき美術館の作品も同時にシャッターを彩っています。
シャッターの降りた錦市場を一度ゆっくり歩いてみて下さい。
ライトアップは今月末までです。


花は、トルコキキョウ、ユキヤナギ、ガーベラ、ロベです。
ピンクのガーベラではなく、ピンクのコスモスでも素敵だと思います。
トルコキキョウは色々な色が出ていますが、この紫はちょっと枯れた感じのする紫色です。
トルコキキョウはキキョウと付いていますが、リンドウ科の花です。
つぼみの形がトルコ人のターバンのようだとか、また花の色がキキョウに似ていることなどに名前が由来するという説があります。  


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2016年10月04日

旧三井家下鴨別邸

京都家庭裁判所の南に所長官舎として平成19年まで使用されていた建物が、重要文化財に指定され、10月よりは一般公開されています。
三井家の旧邸として使用されていた明治時代の主屋と大正時代に増築された玄関棟です。茶室は江戸期の物だそうです。
三階には望楼があり、比叡山、大文字が一望できます。


花はススキ、われもこう、リンドウ、菊といった秋草を使った格花です。
菊には様々な種類がありますが、これは嵯峨菊でしょうか。京都の嵯峨で育成されたもので、糸のような細い花弁が特徴です。  


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2016年09月22日

大豆畑

いつも豆を卸していただいている大豆問屋さん が、京都府下に大豆畑を作られました。
まだまだ日中は暑いのですが、山から吹く風はとても爽やかで、青々と茂る大豆畑、黄金色に光る田んぼの稲、とても気持ちがゆったりとした一時でした。



花も少し秋を感じさせる取り合わせです。
檜扇の実、けいとう、吾亦紅、木いちご、リューガデンドロです。
檜扇の実は、花が終わるとこのような袋が出来、その中には黒いツヤツヤした実が入っています。
この実をぬばたまと言います。
このぬばたまの名前がついている美味しい和菓子もあります。   


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 22:42 │Comments(0)おかみさん便り

2016年08月24日

ゆく夏

今年の大文字の送り火は、大雨の為テレビで見た方が多かったのではないでしょうか。
お精霊さんを送った後は、子供達が楽しみにしているお地蔵盆です。
私の住むお町内も朝からテントをはって、お地蔵様を綺麗にお飾りし、お寺さんにおまいりしていただきました。
お地蔵盆が終わる頃には、暑さは残るものの、日が少しずつ短くなり、夏が過ぎてゆきます。



花はクルクマ、アリストロメリア、石化柳を使っています。
クルクマの葉と石化柳の使い方によって随分印象の違った作品になりました。
石化柳は、茎の一部分が枯れていながら、他の部分が成長を続けるために起こる、帯化(石化)と呼ばれる現象で、このようにねじ曲がったり平たくなったりするそうです。  


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2016年07月28日

大船鉾

後祭の巡行のしんがりを務めた大船鉾です。
3年目の今年は150年ぶりに舳先に飾る龍頭が新調されました。
高さ約2メートル、重さは220キロだそうで、遠目からでもその立派な姿を見ることができました。
鉾は左右に揺れながら進み、後ろの吹き流しが風になびき、とても美しい姿でした。



花は擬宝珠(ぎぼうし)の格花です。
擬宝珠は、橋や寺社の欄干などにとりつけられている飾りですが、この植物のつぼみや花芽が、擬宝珠に似てることからこの名前がついたようです。
つやつやとした葉は、整然と平行に葉脈が通り、大変美しいです。
葉によって、葉先に向かって右側、左側と葉の膨らみが違うので、活ける時は葉を使う方向に注意が必要です。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 14:00 │Comments(0)おかみさん便り

2016年07月22日

祇園祭

17日の先の祭りが終わり、後祭りの鉾が24日の巡行を前に建ち並んでいます。
後祭りは出店などが出ないので、人波も先週より少なく、少し落ち着いた宵宵山となっています。



花は祇園祭の花、桧扇です。
一日花で、次々咲きます。
夏場は花持ちが悪いのと、涼しげに見せる為にも、毎日たくさんの水を花器に入れるのですが、桧扇は水に浸かると茎が腐りやすいので、水を少なめに入れています。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:10 │Comments(0)おかみさん便り

2016年06月25日




友人にいただいたバラとお稽古で使ったまさきを使って生けてみました。
まさきはニシキギ科の常緑低木で、葉が刈り込みに強く密生するので、生け垣などによく使われます。

お稽古の花はヘリコニア、バラ、チンシバイ、ゴッドです。
チンシバイは珍至梅と書き、バラ科の中国原産の花です。
別名はニワナナカマド(庭七竈)といい、葉がナナカマドに似て、大きなギザギザに更に細かなギザギザがあります。
丸い小さな蕾も可愛く、咲いた小さな花をよく見ると小さな小さな梅の花のようです。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:16 │Comments(0)おかみさん便り

2016年05月22日

実山椒の収穫

今日、亀岡の「湯波吉農園」にて実山椒の収穫に行って来ました。一年目なので実りは僅かでしたが収穫の喜びを感じました。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:07 │Comments(0)店主日記

2016年05月07日

トチノキ

新緑の美しい季節となりました。
すっかり葉を落としていたトチノキの巨木も、大きな葉を茂らせています。
その葉の間からは、穂状に小さな白い花がたくさん咲いています。
よく耳にする「マロニエ」はセイヨウトチノキのことです。



花は芍薬です。
ボタン科の多年草です。中国から伝わり、江戸時代には茶花としても鑑賞されたそうです。
元々一重咲きの薄紅色や白色が主流でしたが、日本で育種、改良され、独自の発展をしてきたので、八重咲きや紫色など多種になってきています。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:34 │Comments(0)おかみさん便り

2016年04月27日

湯波吉農園の山椒の苗木

山椒の苗木に葉っぱが出てきました。今日は、苗木の周りに防草シートを敷きました。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 17:30 │Comments(0)店主日記

2016年04月16日

仁和寺

仁和寺は仁和4年(888年)宇多天皇によって完成した真言宗御室派の総本山です。
私が子供だった頃は後ろにある八十八ヶ所霊場を含め、子供達の格好の遊び場でした。
今は、遅咲きで背丈の低い(花の低い)御室桜、また世界遺産として、沢山の観光客がみえています。


花は赤目柳、デルフィニウム、アリストロメリア、ラナンキュラス、ドラセナの葉です。
ラナンキュラスは色が様々で、華やかなのでこの季節には特によく使います。
金鳳花科の花で、ラナンキュラスのラナ(rana)は、ラテン語のカエルが語源だそうで、カエルがたくさんいるようなところに生えることから、この名がついたそうです。なんだか花に似合わない感じですね。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:24 │Comments(0)おかみさん便り

2016年03月24日

湯波吉農園

今年、作付けしました山椒の苗です。鹿やいのししが新芽を食べに来るということで、アニマルネットでガードしました。
  


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2016年03月17日

おかめ桜

出町柳の南側の長徳寺の桜です。
早咲きのおかめ桜で、濃い桃色の一重の花弁を下向きに付けます。
イギリス生まれの寒緋桜と豆桜の交配種だそうです。
とても濃いピンクなので、道行く人が皆足を止めます。
寒い日が続いていますが、この花が咲きますと京都の桜は次々咲いていきます。



花はデルフィニウム、スカビオサ、アンスリウムの葉です。
アンスリウムの葉はあまり使ったことがありませんでした。
葉は堅く曲げて使うには難しく、立ててスッキリした線を生かすように生けてみました。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 08:42 │Comments(0)おかみさん便り

2016年02月20日

春たちて

一雨ごとの暖かさ、と申しますが、この頃(2月19日頃)のことを二十四節気で、雨水といいます。
まだまだインフルエンザの流行もピークですが、三寒四温を繰り返しながら春になっていきます。


花は雛祭りにあわせて、桃、ストック、スイトピー、オクロレウカの葉です。
桃はふっくりしてとても愛らしい色です。
また昔から魔除け、長寿をもたらす力を持つとされています。
  


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2016年02月05日

五代友厚

大阪に行って来ました。
北浜で電車を降りて地上に上がると、大きな五代友厚の銅像が立っていました。
明治という新しい時代に活躍した、今テレビドラマで話題の人物が、今も大阪の金融街で、こうして堂々と大阪を見守っているのですね。


花はボケ、アイリス、菊、ドラセナです。
撮影した日は、まだボケの蕾が固かったのですが、次第に咲き始め、本当に可愛いオレンジ色の花が咲いてきました。
ボケの花は梅に似ていますが、バラ科に属し、枝にとげを持っています。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 22:22 │Comments(0)おかみさん便り

2016年01月08日

1月8日の記事

明けましておめでとうございます。本年もお引き立て賜りますようお願い申し上げます。
今年より、亀岡の地で「湯波吉農園」を開園致しました。「ゆばちりめん」で使用しております実山椒の収穫を目指して、作付けをしました。初夏の収穫が楽しみです。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 12:46 │Comments(0)店主日記

2016年01月06日

猿ヶ辻

北東角は鬼門と呼ばれる方角ですが、御所の北東角は、鬼がやってこないように鬼の角(ツノ)をとって、凹になっています。
またその角には丑寅に強いサル、「災いがサル」の猿が烏帽子をかぶり、御幣を持って、金網の中に座っています。
鬼門除けの猿です。
でもこの猿、夜な夜な遊びに出るので、金網の中に入れられてしまったらしいです。



新年の盛花は、寿松、白梅、ドラセナの葉、そして紫のアンスリウムです。
アンスリウムの美しい花びらに見える所は仏炎ほうと呼ばれる物で、花ではありません。
この初めて使った紫のアンスリウムで、いつものお正月の花が、グッとモダンな感じになったように思います。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:27 │Comments(0)おかみさん便り

2015年12月23日

クリスマス

我が家の今年のクリスマスリースとご近所の学校のクリスマスツリーです。
どちらも宗教的な意味がある物でしょうが、常緑樹の葉を用い、オーナメントに収穫を表現する物を飾ったりするところは、日本の注連縄やお正月を迎える際に生ける若松などに通じるものがあるように思います。



花はクリスマスを意識した自由花です。
花材は雪冠杉、白いストック、青いデルフィニウム、ヒペリカム、バーゼルの実です。
デルフィニウムの青がなかなか渋いです。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 23:08 │Comments(0)おかみさん便り
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