湯波吉日記

2017年07月18日

祇園祭

宵山の菊水鉾です。
提灯に火が灯り風情があります。
菊水鉾は昭和の鉾です。
1864年に焼失し、昭和27年に再興されました。
お町内に古くからあった井戸、菊水井にちなんで菊水鉾と名づけられました。
先頭には菊の露を飲んで不老長寿を保ったと言われる稚児人形が飾られています。
7月13~16日には、菊水の井に因んで各流派によるお茶席が開催されています。
こちらでは露のしたたりに因んだ、黒砂糖の香りの『したたり』というお菓子が出されます。




花は、祇園祭の花ヒオウギです。  


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2017年07月04日

桔梗

東福寺の五塔頭の一つ、天得院のお庭です。桃山時代作庭と言われる枯山水庭園です。
東福寺は、摂政九條道家が奈良の東大寺と興福寺になぞらえようとの念願で「東」「福」の字を取って造営された臨済宗東福寺派の大本山です。
東福寺というと、紅葉が有名ですが、この桔梗や新緑も大変美しいお寺です。



花はアガパンサスの格花で。
それぞれ出生どおり花を挟むように葉をいれます。その後それぞれ1枚ずつ葉を加えます。三花九葉の格花です。
この時期は桔梗やあじさいなど紫の花が梅雨空に映える気がします。  


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2017年06月01日

花のボックス

可愛いお花がぎっしり箱に並んで送られてきました。
花の下にオアシスがひきつめてあるので、花首だけですが花持ちもとてもよかったです。
コンパクトにお花がプレゼントできますし、箱を開ける時のワクワク感もあり、素敵なアイデアです。



花は花菖蒲、芍薬、ブプレリューム、オニソガラム、アリストロメリア、ナルコユリの葉です。
メインの花になりそうな花菖蒲や芍薬が盛り沢山に入っているので、咲いた時のことも考えて、花を入れる場所を考えるようにとのことでした。
特に花菖蒲は、観賞用として水辺に栽培されたアヤメ科の多年草ですので、かなり華やかな立派な花が咲きます。  


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2017年05月05日

お千度

今年もお町内の皆様と上御霊神社にお千度に行きました。
お千度とは、町内の皆様で氏神様にお詣りし、一年間のお町内の安全と個々の無病息災を願うものです。
昔はこのお詣りの後、皆で直会と称してお食事などをご一緒したそうです。
今はお詣りの後、手配していただいたお赤飯や柏餅などを、家に持って帰ります。
堀の「いちはつ」ですが、昨年は花数が少なく元気がなかったのですが、ご奉仕される方々のお手入れのお陰で、今年はたくさんの花が元気に咲きほこっていました。
「いちはつ」は屋根の上に植えておくと、強風を避け、火難を防ぐと言われています。



花は、芍薬、菖蒲、都忘れです。
菖蒲が入ると初夏を感じます。  


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2017年04月11日

霊鑑寺

鹿ヶ谷にある霊鑑寺の様々な種類の椿です。
普段公開してないので、春の特別公開を楽しみにしていました。
臨済宗の尼門跡寺院で別名「谷の御所」と呼ばれており、展示品にも天皇遺愛の御所人形などをみることができます。
広い庭には三十種以上の椿がそこここに咲いています。中には京都市指定天然記念物の日光椿もあります。



花は、雲龍柳、ラナンキュラス、フリージア、鳴子百合の葉です。
ラナンキュラスは様々な色があり、とても華やかです。
キンポウゲ科の花ですが、花屋さんで切り花として使われるものは、ハナキンポウゲと言われる種類のものとなります。
ラナンキュラスの語源は、ラテン語のカエル「ラナ」が由来とされます。
というのも、葉はカエルの足の形に似ていますし、自生する地域はカエルがいる湿地帯だそうです。  


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2017年03月25日

椿と桜

御所北西部の近衛邸宅跡の桜は、市中の中では早めに咲き始める桜ですが、今年はほんのりピンクの蕾が、連日の寒さで、まだ咲きません。
ただこの辺りは、桜に先駆けて桃や椿があちらこちらで咲いています。
また木々に囲まれたこの場所は、子供の遊具などが設置されており、晴れた日には子供達の楽しげな声がします。




花はアマリリスの格花。。
ヒガンバナ科の花で、他のヒガンバナ科の植物と同じく、球根などには毒を持ちます。
アマリリスといえば、小学校の音楽の教科書に載っていた、アマリリスの軽快な曲を思い出しました。(今の教科書にはないかもしれませんね。)  


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2017年03月12日

凧揚げ

遠景ですが、鴨川の河原で見かけた連凧です。
まだまだ吹く風は寒く、風の勢いに連凧がみるみるうちに空高く上がっていきます。
空はすっかり春です。


花は、黄藤、フリージア、ガーベラ、モンステラです。
ガーベラの紅色が黄藤の色とよく合います。
フリージアはアヤメ科の球根植物です。
花色がたくさんあり、香りもとても良いので、園芸植物としても人気があります。
  


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2017年03月01日

高台寺

豊臣秀吉亡き後、秀吉夫人であった北政所が開創した寺です。
霊屋には秀吉と北政所の木像が安置されており、厨子などには高台寺蒔絵といわれる蒔絵が施されています。
写真は重要文化財に指定されている茶室、傘亭と時雨亭です。
千利休の意匠による茶席とされ、伏見城から移築されたものと言われています。


花は、桃(白)、スイトピー、ラナンキュラス、アリストロメリア、ドナセラです。雛祭りを意識した花です。
白色の桃を使うのは珍しく、梅と間違えそうです。
梅と桃の簡単な見分け方ですが、花弁の先がやや尖り、花柄(首)が短く、花芽が一節に二個なのが桃だそうです。
そういえば梅に比べると花数が賑やかで、可愛いらしい気がします。  


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2017年02月07日

節分

左京区にある修験道の寺、山伏の寺、聖護院さんの節分会です。
赤、黄、青の鬼が登場し暴れますが、山伏の豆まき(追儺式)によって改心します。
1月には、1年間の家内安全と息災長久祈願に寒中托鉢される山伏姿を、市内のあちらこちらで見かけることができます。



花はすっかり春です。
スイトピー、チューリップ、アレカヤシ、かすみ草です。
アレカヤシは、観葉植物として、店舗などにもよく置かれています。
アレカヤシの南国を思わせる、風になびく優雅な葉を活かすのが、今日のポイントでした。  


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2017年02月03日

北山

寒い日が続き、風花が舞う日々です。
いつもは二、三日で融けてしまう気がするのですが、珍しく北山にもいつまでも雪が残っています。
それでもいつのまにか春が近づいているのでしょう、時折射す日の光は、暖かな気がします。



花は、啓翁桜、アイリス(蕾)、小菊、レモンリーフです。
レモンリーフは生け花の足元にいれたり、フラワーアレンジメントによく使われたりします。
葉の形がレモンに似ているところから命名されたようですが、ツツジ科シラタマノキ属の常緑低木です。  


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2017年01月17日

青龍殿

東山に平成26年に建立された青龍殿の大舞台からみた景色です。
その昔桓武天皇が東山のこの場所に登り、都と決めたそうです。将軍の像に甲冑を着せ埋めて都の安泰を祈った将軍塚が現存している場所でもあります。
京都市内が一望でき、鴨川の流れや神社仏閣がとてもよくわかります。



花はお正月の若松です。
敷板はお花の先生のご主人様が手作りで作って下さった敷板です。
金銀の水引は「相生結び」と呼ばれ、左右対称の形に結びます。美しくきれいに結ぶのは毎回四苦八苦です。  


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2016年12月20日

虹かくれて見えず

72候では、11月22日~26日頃を、「虹かくれて見えず」と言い、冬空に虹を見つけるのは難しいといいますが、久しぶりに見ることができました。
心なしか色が薄い気はいたしますが、こういうぼんやりした虹を「白虹」または「霧虹」というそうです。




花はクリスマスリースです。
花材は、ユーカリ、ヒバ、ねずの実、バラの実、松ぼっくり、木の実です。
ねずの実は、ヒノキ科の常緑樹です。
その葉先が針形なので、日本ではネズミ除けに使われたそうで、この名がついたのでしょうか。
ヨーロッパでは聖書の中に神秘の力、魔除けの果実として出てくるそうで、クリスマスにはこちらの方がふさわしいですね。  


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2016年11月29日

イチョウ

イチョウは現存する唯一のイチョウ網だそうで、生きている化石として絶滅危惧種に指定されています。
雌雄異株ですが、1キロくらい離れていても受粉可能といわれています。
鮮やかな黄葉と落葉がピカピカ光ってとても美しいです。



花はユキヤナギの紅葉、谷わたり、菊二種です。
ユキヤナギの紅葉は美しいのですが、ハラハラ落ちてしまうので気をつけて扱います。
見にくいですが、ピンクの菊は小さな花びらの先だけが少し丸くなっています。
その可愛い名前が、「まつげ菊」ということで、皆で盛り上がりました。  


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2016年11月18日

カツラの木

御所を歩くと甘い香がする場所があります。
足元にはハート型の黄色い落ち葉。
カツラの落ち葉の香です。甘いこの香はマルトールというものらしく、まさにキャラメルの匂いそのものと同じ成分だそうです。



花は、赤目柳と糸菊です。
赤目柳は線が美しい花材です。
むやみに撓めると実が落ちてしまうので、気をつけて撓めるようにします。
赤い皮に包まれていますが、次第に白いツヤツヤした毛が下から現れてきます。
またほっておくと水に浸かった切り口からちゃんと根が出てきます。  


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2016年10月18日

伊藤若冲

現在錦市場では、ナイトミュージアムを開催中です。
錦市場の青物問屋に生まれた若冲の生誕300年を記念して、その作品を店舗のシャッターに転写しライトアップを行っています。
また、アール・ブリュット作品として、みずのき美術館の作品も同時にシャッターを彩っています。
シャッターの降りた錦市場を一度ゆっくり歩いてみて下さい。
ライトアップは今月末までです。


花は、トルコキキョウ、ユキヤナギ、ガーベラ、ロベです。
ピンクのガーベラではなく、ピンクのコスモスでも素敵だと思います。
トルコキキョウは色々な色が出ていますが、この紫はちょっと枯れた感じのする紫色です。
トルコキキョウはキキョウと付いていますが、リンドウ科の花です。
つぼみの形がトルコ人のターバンのようだとか、また花の色がキキョウに似ていることなどに名前が由来するという説があります。  


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2016年10月04日

旧三井家下鴨別邸

京都家庭裁判所の南に所長官舎として平成19年まで使用されていた建物が、重要文化財に指定され、10月よりは一般公開されています。
三井家の旧邸として使用されていた明治時代の主屋と大正時代に増築された玄関棟です。茶室は江戸期の物だそうです。
三階には望楼があり、比叡山、大文字が一望できます。


花はススキ、われもこう、リンドウ、菊といった秋草を使った格花です。
菊には様々な種類がありますが、これは嵯峨菊でしょうか。京都の嵯峨で育成されたもので、糸のような細い花弁が特徴です。  


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2016年09月22日

大豆畑

いつも豆を卸していただいている大豆問屋さん が、京都府下に大豆畑を作られました。
まだまだ日中は暑いのですが、山から吹く風はとても爽やかで、青々と茂る大豆畑、黄金色に光る田んぼの稲、とても気持ちがゆったりとした一時でした。



花も少し秋を感じさせる取り合わせです。
檜扇の実、けいとう、吾亦紅、木いちご、リューガデンドロです。
檜扇の実は、花が終わるとこのような袋が出来、その中には黒いツヤツヤした実が入っています。
この実をぬばたまと言います。
このぬばたまの名前がついている美味しい和菓子もあります。   


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2016年08月24日

ゆく夏

今年の大文字の送り火は、大雨の為テレビで見た方が多かったのではないでしょうか。
お精霊さんを送った後は、子供達が楽しみにしているお地蔵盆です。
私の住むお町内も朝からテントをはって、お地蔵様を綺麗にお飾りし、お寺さんにおまいりしていただきました。
お地蔵盆が終わる頃には、暑さは残るものの、日が少しずつ短くなり、夏が過ぎてゆきます。



花はクルクマ、アリストロメリア、石化柳を使っています。
クルクマの葉と石化柳の使い方によって随分印象の違った作品になりました。
石化柳は、茎の一部分が枯れていながら、他の部分が成長を続けるために起こる、帯化(石化)と呼ばれる現象で、このようにねじ曲がったり平たくなったりするそうです。  


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2016年07月28日

大船鉾

後祭の巡行のしんがりを務めた大船鉾です。
3年目の今年は150年ぶりに舳先に飾る龍頭が新調されました。
高さ約2メートル、重さは220キロだそうで、遠目からでもその立派な姿を見ることができました。
鉾は左右に揺れながら進み、後ろの吹き流しが風になびき、とても美しい姿でした。



花は擬宝珠(ぎぼうし)の格花です。
擬宝珠は、橋や寺社の欄干などにとりつけられている飾りですが、この植物のつぼみや花芽が、擬宝珠に似てることからこの名前がついたようです。
つやつやとした葉は、整然と平行に葉脈が通り、大変美しいです。
葉によって、葉先に向かって右側、左側と葉の膨らみが違うので、活ける時は葉を使う方向に注意が必要です。  


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2016年07月22日

祇園祭

17日の先の祭りが終わり、後祭りの鉾が24日の巡行を前に建ち並んでいます。
後祭りは出店などが出ないので、人波も先週より少なく、少し落ち着いた宵宵山となっています。



花は祇園祭の花、桧扇です。
一日花で、次々咲きます。
夏場は花持ちが悪いのと、涼しげに見せる為にも、毎日たくさんの水を花器に入れるのですが、桧扇は水に浸かると茎が腐りやすいので、水を少なめに入れています。  


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