湯波吉日記

2017年03月25日

椿と桜

御所北西部の近衛邸宅跡の桜は、市中の中では早めに咲き始める桜ですが、今年はほんのりピンクの蕾が、連日の寒さで、まだ咲きません。
ただこの辺りは、桜に先駆けて桃や椿があちらこちらで咲いています。
また木々に囲まれたこの場所は、子供の遊具などが設置されており、晴れた日には子供達の楽しげな声がします。




花はアマリリスの格花。。
ヒガンバナ科の花で、他のヒガンバナ科の植物と同じく、球根などには毒を持ちます。
アマリリスといえば、小学校の音楽の教科書に載っていた、アマリリスの軽快な曲を思い出しました。(今の教科書にはないかもしれませんね。)  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 11:12 │Comments(0)おかみさん便り

2017年03月12日

凧揚げ

遠景ですが、鴨川の河原で見かけた連凧です。
まだまだ吹く風は寒く、風の勢いに連凧がみるみるうちに空高く上がっていきます。
空はすっかり春です。


花は、黄藤、フリージア、ガーベラ、モンステラです。
ガーベラの紅色が黄藤の色とよく合います。
フリージアはアヤメ科の球根植物です。
花色がたくさんあり、香りもとても良いので、園芸植物としても人気があります。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 20:00 │Comments(0)おかみさん便り

2017年03月01日

高台寺

豊臣秀吉亡き後、秀吉夫人であった北政所が開創した寺です。
霊屋には秀吉と北政所の木像が安置されており、厨子などには高台寺蒔絵といわれる蒔絵が施されています。
写真は重要文化財に指定されている茶室、傘亭と時雨亭です。
千利休の意匠による茶席とされ、伏見城から移築されたものと言われています。


花は、桃(白)、スイトピー、ラナンキュラス、アリストロメリア、ドナセラです。雛祭りを意識した花です。
白色の桃を使うのは珍しく、梅と間違えそうです。
梅と桃の簡単な見分け方ですが、花弁の先がやや尖り、花柄(首)が短く、花芽が一節に二個なのが桃だそうです。
そういえば梅に比べると花数が賑やかで、可愛いらしい気がします。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 22:16 │Comments(0)おかみさん便り

2017年02月07日

節分

左京区にある修験道の寺、山伏の寺、聖護院さんの節分会です。
赤、黄、青の鬼が登場し暴れますが、山伏の豆まき(追儺式)によって改心します。
1月には、1年間の家内安全と息災長久祈願に寒中托鉢される山伏姿を、市内のあちらこちらで見かけることができます。



花はすっかり春です。
スイトピー、チューリップ、アレカヤシ、かすみ草です。
アレカヤシは、観葉植物として、店舗などにもよく置かれています。
アレカヤシの南国を思わせる、風になびく優雅な葉を活かすのが、今日のポイントでした。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:29 │Comments(0)おかみさん便り

2017年02月03日

北山

寒い日が続き、風花が舞う日々です。
いつもは二、三日で融けてしまう気がするのですが、珍しく北山にもいつまでも雪が残っています。
それでもいつのまにか春が近づいているのでしょう、時折射す日の光は、暖かな気がします。



花は、啓翁桜、アイリス(蕾)、小菊、レモンリーフです。
レモンリーフは生け花の足元にいれたり、フラワーアレンジメントによく使われたりします。
葉の形がレモンに似ているところから命名されたようですが、ツツジ科シラタマノキ属の常緑低木です。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 12:09 │Comments(0)おかみさん便り

2017年01月17日

青龍殿

東山に平成26年に建立された青龍殿の大舞台からみた景色です。
その昔桓武天皇が東山のこの場所に登り、都と決めたそうです。将軍の像に甲冑を着せ埋めて都の安泰を祈った将軍塚が現存している場所でもあります。
京都市内が一望でき、鴨川の流れや神社仏閣がとてもよくわかります。



花はお正月の若松です。
敷板はお花の先生のご主人様が手作りで作って下さった敷板です。
金銀の水引は「相生結び」と呼ばれ、左右対称の形に結びます。美しくきれいに結ぶのは毎回四苦八苦です。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 13:18 │Comments(0)おかみさん便り

2016年12月20日

虹かくれて見えず

72候では、11月22日~26日頃を、「虹かくれて見えず」と言い、冬空に虹を見つけるのは難しいといいますが、久しぶりに見ることができました。
心なしか色が薄い気はいたしますが、こういうぼんやりした虹を「白虹」または「霧虹」というそうです。




花はクリスマスリースです。
花材は、ユーカリ、ヒバ、ねずの実、バラの実、松ぼっくり、木の実です。
ねずの実は、ヒノキ科の常緑樹です。
その葉先が針形なので、日本ではネズミ除けに使われたそうで、この名がついたのでしょうか。
ヨーロッパでは聖書の中に神秘の力、魔除けの果実として出てくるそうで、クリスマスにはこちらの方がふさわしいですね。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 13:13 │Comments(0)おかみさん便り

2016年11月29日

イチョウ

イチョウは現存する唯一のイチョウ網だそうで、生きている化石として絶滅危惧種に指定されています。
雌雄異株ですが、1キロくらい離れていても受粉可能といわれています。
鮮やかな黄葉と落葉がピカピカ光ってとても美しいです。



花はユキヤナギの紅葉、谷わたり、菊二種です。
ユキヤナギの紅葉は美しいのですが、ハラハラ落ちてしまうので気をつけて扱います。
見にくいですが、ピンクの菊は小さな花びらの先だけが少し丸くなっています。
その可愛い名前が、「まつげ菊」ということで、皆で盛り上がりました。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 12:51 │Comments(0)おかみさん便り

2016年11月18日

カツラの木

御所を歩くと甘い香がする場所があります。
足元にはハート型の黄色い落ち葉。
カツラの落ち葉の香です。甘いこの香はマルトールというものらしく、まさにキャラメルの匂いそのものと同じ成分だそうです。



花は、赤目柳と糸菊です。
赤目柳は線が美しい花材です。
むやみに撓めると実が落ちてしまうので、気をつけて撓めるようにします。
赤い皮に包まれていますが、次第に白いツヤツヤした毛が下から現れてきます。
またほっておくと水に浸かった切り口からちゃんと根が出てきます。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 11:14 │Comments(0)おかみさん便り

2016年10月18日

伊藤若冲

現在錦市場では、ナイトミュージアムを開催中です。
錦市場の青物問屋に生まれた若冲の生誕300年を記念して、その作品を店舗のシャッターに転写しライトアップを行っています。
また、アール・ブリュット作品として、みずのき美術館の作品も同時にシャッターを彩っています。
シャッターの降りた錦市場を一度ゆっくり歩いてみて下さい。
ライトアップは今月末までです。


花は、トルコキキョウ、ユキヤナギ、ガーベラ、ロベです。
ピンクのガーベラではなく、ピンクのコスモスでも素敵だと思います。
トルコキキョウは色々な色が出ていますが、この紫はちょっと枯れた感じのする紫色です。
トルコキキョウはキキョウと付いていますが、リンドウ科の花です。
つぼみの形がトルコ人のターバンのようだとか、また花の色がキキョウに似ていることなどに名前が由来するという説があります。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 11:08 │Comments(0)おかみさん便り

2016年10月04日

旧三井家下鴨別邸

京都家庭裁判所の南に所長官舎として平成19年まで使用されていた建物が、重要文化財に指定され、10月よりは一般公開されています。
三井家の旧邸として使用されていた明治時代の主屋と大正時代に増築された玄関棟です。茶室は江戸期の物だそうです。
三階には望楼があり、比叡山、大文字が一望できます。


花はススキ、われもこう、リンドウ、菊といった秋草を使った格花です。
菊には様々な種類がありますが、これは嵯峨菊でしょうか。京都の嵯峨で育成されたもので、糸のような細い花弁が特徴です。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:19 │Comments(0)おかみさん便り

2016年09月22日

大豆畑

いつも豆を卸していただいている大豆問屋さん が、京都府下に大豆畑を作られました。
まだまだ日中は暑いのですが、山から吹く風はとても爽やかで、青々と茂る大豆畑、黄金色に光る田んぼの稲、とても気持ちがゆったりとした一時でした。



花も少し秋を感じさせる取り合わせです。
檜扇の実、けいとう、吾亦紅、木いちご、リューガデンドロです。
檜扇の実は、花が終わるとこのような袋が出来、その中には黒いツヤツヤした実が入っています。
この実をぬばたまと言います。
このぬばたまの名前がついている美味しい和菓子もあります。   


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 22:42 │Comments(0)おかみさん便り

2016年08月24日

ゆく夏

今年の大文字の送り火は、大雨の為テレビで見た方が多かったのではないでしょうか。
お精霊さんを送った後は、子供達が楽しみにしているお地蔵盆です。
私の住むお町内も朝からテントをはって、お地蔵様を綺麗にお飾りし、お寺さんにおまいりしていただきました。
お地蔵盆が終わる頃には、暑さは残るものの、日が少しずつ短くなり、夏が過ぎてゆきます。



花はクルクマ、アリストロメリア、石化柳を使っています。
クルクマの葉と石化柳の使い方によって随分印象の違った作品になりました。
石化柳は、茎の一部分が枯れていながら、他の部分が成長を続けるために起こる、帯化(石化)と呼ばれる現象で、このようにねじ曲がったり平たくなったりするそうです。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 16:31 │Comments(0)おかみさん便り

2016年07月28日

大船鉾

後祭の巡行のしんがりを務めた大船鉾です。
3年目の今年は150年ぶりに舳先に飾る龍頭が新調されました。
高さ約2メートル、重さは220キロだそうで、遠目からでもその立派な姿を見ることができました。
鉾は左右に揺れながら進み、後ろの吹き流しが風になびき、とても美しい姿でした。



花は擬宝珠(ぎぼうし)の格花です。
擬宝珠は、橋や寺社の欄干などにとりつけられている飾りですが、この植物のつぼみや花芽が、擬宝珠に似てることからこの名前がついたようです。
つやつやとした葉は、整然と平行に葉脈が通り、大変美しいです。
葉によって、葉先に向かって右側、左側と葉の膨らみが違うので、活ける時は葉を使う方向に注意が必要です。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 14:00 │Comments(0)おかみさん便り

2016年07月22日

祇園祭

17日の先の祭りが終わり、後祭りの鉾が24日の巡行を前に建ち並んでいます。
後祭りは出店などが出ないので、人波も先週より少なく、少し落ち着いた宵宵山となっています。



花は祇園祭の花、桧扇です。
一日花で、次々咲きます。
夏場は花持ちが悪いのと、涼しげに見せる為にも、毎日たくさんの水を花器に入れるのですが、桧扇は水に浸かると茎が腐りやすいので、水を少なめに入れています。  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:10 │Comments(0)おかみさん便り

2016年06月25日




友人にいただいたバラとお稽古で使ったまさきを使って生けてみました。
まさきはニシキギ科の常緑低木で、葉が刈り込みに強く密生するので、生け垣などによく使われます。

お稽古の花はヘリコニア、バラ、チンシバイ、ゴッドです。
チンシバイは珍至梅と書き、バラ科の中国原産の花です。
別名はニワナナカマド(庭七竈)といい、葉がナナカマドに似て、大きなギザギザに更に細かなギザギザがあります。
丸い小さな蕾も可愛く、咲いた小さな花をよく見ると小さな小さな梅の花のようです。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:16 │Comments(0)おかみさん便り

2016年05月22日

実山椒の収穫

今日、亀岡の「湯波吉農園」にて実山椒の収穫に行って来ました。一年目なので実りは僅かでしたが収穫の喜びを感じました。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 21:07 │Comments(0)店主日記

2016年05月07日

トチノキ

新緑の美しい季節となりました。
すっかり葉を落としていたトチノキの巨木も、大きな葉を茂らせています。
その葉の間からは、穂状に小さな白い花がたくさん咲いています。
よく耳にする「マロニエ」はセイヨウトチノキのことです。



花は芍薬です。
ボタン科の多年草です。中国から伝わり、江戸時代には茶花としても鑑賞されたそうです。
元々一重咲きの薄紅色や白色が主流でしたが、日本で育種、改良され、独自の発展をしてきたので、八重咲きや紫色など多種になってきています。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:34 │Comments(0)おかみさん便り

2016年04月27日

湯波吉農園の山椒の苗木

山椒の苗木に葉っぱが出てきました。今日は、苗木の周りに防草シートを敷きました。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 17:30 │Comments(0)店主日記

2016年04月16日

仁和寺

仁和寺は仁和4年(888年)宇多天皇によって完成した真言宗御室派の総本山です。
私が子供だった頃は後ろにある八十八ヶ所霊場を含め、子供達の格好の遊び場でした。
今は、遅咲きで背丈の低い(花の低い)御室桜、また世界遺産として、沢山の観光客がみえています。


花は赤目柳、デルフィニウム、アリストロメリア、ラナンキュラス、ドラセナの葉です。
ラナンキュラスは色が様々で、華やかなのでこの季節には特によく使います。
金鳳花科の花で、ラナンキュラスのラナ(rana)は、ラテン語のカエルが語源だそうで、カエルがたくさんいるようなところに生えることから、この名がついたそうです。なんだか花に似合わない感じですね。
  


Posted by 京ゆば 湯波吉  at 10:24 │Comments(0)おかみさん便り
Copyright © yubakichi. All righits reserved.